冬に実感する防災対策 その1「石油ファンヒーターは停電で役立たず」
12年前の大震災、3月の寒空に心細さを募らせたのが寒さでしたね。こんばんは、木枯らしが街路樹の葉を揺らすパセオ通りの本店、オーサワMです。
時折、首をもたげる地震への不安。停電の夜に何が必要になるか、あれ以来ご家族と話し合っているご家庭も少なくないと思います。まずは生きていくために必要な水や食べものの確保はもちろんですが、あの日の不安を経験した人なら、どうやって暖をとるかが命題。
考えてみれば当たり前のことが、その場にならないと気が付かない。停電ですから、ほとんどの暖房器具は使えません。
エアコン、電気のファンヒーター、オイルヒーターも蓄暖だってコタツだって温めてくれません。石油ストーブも昔みたいに火をつけるドーム型に赤くなるストーブはほとんど見ませんし、石油ファンヒーターも点火は電気。どうしましょ。
私の当時はカセットコンロで、買ってきたミネラルウォーターのお湯を沸かしてペットボトルのまま5本ぐらい湯たんぽにしました。それでコタツにIN!家族みんなで腰までもぐって暖をとりました。「あー、あったかいってホッとする~」そんな子どもの声に少し安心したものです。
あ、そのお湯はちゃんと料理に使いましたよ。では、また。