海賊のあの黒眼帯には、どーゆー意味がある?
暗闇に目が慣れることを「暗順応」と呼ぶらしい。ゆっくりと暗くなってゆくアウトドアではなく、寝室の灯りを消した場合などのことです。その時間は個人差はあれど若い人なら5分ぐらいだそう。でも逆に、パッと灯りが点いた場合の「明順応」はまたたく間。すぐに慣れる。洞窟や暗がりを見つけると怖いと思うのはそんなカラダの仕組みのせい。
暗順応は、ヒトがネコ科の動物や鳥たちと決定的に違う点。古代からヒトは暗闇が苦手でした。ところが黒眼帯をした海賊は、奪い取る船に乗り移ると暗い船倉をものともせずにスタスタ侵入するのだそう。この黒眼帯に暗順応に関するヒミツがあるのです。ワンピースやジョニデのファンの皆さん、知ってますか?
船倉にもぐりこんだ瞬間、彼ら海賊は眼帯をずらし、それまでつぶっていて暗順応状態の目で暗闇を見ることができたというのです。このカラクリは夏のドライブでトンネルに入ったケースで試すことができます。トンネルに入る前から目を細めておいて、トンネルに入った瞬間に目を全開にする。ホラ、暗がり感が弱められたでしょ?
では、また。