身近な花の意外なハナシ

2023/07/16

この季節、里のあちこちで宿根草が花をつけています。この花は地下茎でどんどん増える球根花、ヒメオウギスイセン。園芸名をモントブレチアといいます。

花びらの鮮やかさと丈夫な茎のおかげで、何日も食卓を彩ってくれています。在来種ヒメトウショウブが外来種の緋扇スイセンと交配した種ということから、一部の自治体では栽培に制限がかかっている植物。意外なことに、この植物の球根の鱗茎(タマネギでいう「食べる部分」)は癌の特効薬とされているそう。

古くから日本には植物を薬として活用してきました。モモの葉には肌の保湿、桑の葉には血糖値を下げる効果があると言われますよね。若松市内の「御薬園」は会津藩2代目、葦名正容がオタネニンジンの栽培を始めた薬草の研究拠点だったのです。

医薬メーカー「エーザイ」のホームページには薬草一覧のページがあり、「あ」だけでも60種以上が紹介されています。こちらです

健康増進に「みちくさ」を活用してみますか。では、また。