マイホーム新築ごっこ ~その1 子ども部屋は果たして必要か?~
……「ごっこ」というのは、偉ぶって「新築講座」なんて振りかぶるつもりはない、というキモチの表れです。家づくりって楽しい、けど失敗したくない、だったらノリでマイホームのプランニングを愉しんでみましょうかというトライです。
今回のテーマは「どこからプランニングするかでアナタの家づくりテーマが分かる」です。たとえばキッチンを大事にしたいから家の真ん中に置く、やっぱり玄関を豪華にしたい、ウチはお客さんがいっぱい来るからリビングを広く、いやいや子ども部屋でしょ……。
そもそも7割以上の人が家づくりを決断するキッカケは「子どもの小学校入学」など、お子さんのこと。成長を新居でサポートしたいという「子育て世代のマイホーム」ならでは「子ども部屋はどうしたらいい?モンダイ」が勃発します。
中世のおとぎ話や童話に出てくる子たちの部屋は決まって「屋根裏部屋」。欧米の家づくりはそのテツを踏んでるのか、寝室の設計からスタートするのだそう。つまり家は夫婦の暮らしを大切にするためにあるのです。ところが現代の日本の家は子どもため? しかし、子育てを経験した親たちが口をそろえるのは「子育ての日々はあっという間に終わる」。子どもが子ども部屋にいる期間は15年から20年。子どもが巣立ったあとに残るのは夫婦2人だけの暮らし。子ども部屋、ホントにいりますか? 可変でも良いのでは?
また、一律に「子ども部屋はこうあるべき」などあるはずもなく、お子さんそれぞれが求める子ども部屋のカタチは違ってて当たり前。欲しい子、欲しくない子。親だけが考えるのではなく親子で話し合うモンダイなんですね。
では、また。