スダチが好きだ―ッ!! (秋だけど)

スダチという柑橘を知ってますか?

こんにちは、福仙通商本店のスダチ好きオーサワMです。スダチをたくさんのせた冷がけ「スダチ蕎麦」が得意料理のひとつです。

そのスダチ、9割以上を生産する徳島県民の夏の食卓にはいつも山盛りだそう。揚げ物にかけるレモンのような使い方だけではなく、何の料理にでもスダチをかけるのです。それは酸っぱさがまろやかで、こぼれた種も緑色の皮もサノウの薄皮も、全然っ苦くないから。むしろ、かすかな旨味さえ感じるスダチの奥深さ。冒頭の蕎麦つゆの味もグンと引き立ててくれるんです。

スダチ汁を活かす絞り方も徳島県民にはこだわりがあり、半切りにしたスダチは「断面を上にして」絞ります。あふれた汁が皮を伝って料理にかかるようにするんですって。それは皮の油胞(ツブツブ)からはじける香り成分を活かすため。だからこそ、半切りにする際、ヘタと直角に切らないと徳島県民は叱られるほど。あら、まぁ。

スダチの心地よい酸味を想い浮かべて、口のなかが潤ってしまった皆さん、ではまた。