昭和のセリフ「一回しか言わないから良く聞いて」が日本没落を招いたかも
なら、ちゃんと「大事なことだからよ~く聞いてね」と言えなかったんでしょうか。昭和の先生たちが良かれと思ってした発言でしょうけど、全っ然良くない脅し的な言葉でした。言われた生徒は委縮するし、聞き取れなくても質問や念のための確認もできない。先生は発信するだけでコミュもとれないし、ましてや掘り下げる対話も生まれない。
そもそもヒトは、聞いた話を1時間後に半分、翌日には75%忘れてしまうのです(エビングハウスの忘却曲線)。忘れて当然だから繰り返し繰り返し教わるのです。何度も何度も聞き直した方が学習効果は高い。当たり前ですよね。
そうしていたはずの欧米はどんどん知育、学習が進み、日本は取り残されていったのではないか。戦後教育の貧しさが、バブル後の失われた10年20年と言われた平成に深く影を落としているのではないか。
時あたかも55年ぶりにGDPがドイツに抜かれ、「裏金づくり政権」のアタフタを見るにつけ、能登震災の被災瓦礫の捨て場すらまだ決まっていないとテレビが嘆く。嗚呼、先生をうらみます。では、また。