情けは人の為ならず情けに刃向かう刃なし

2024/07/31

人を助けるのは、そういう行いをした「自分の」ためになる……。

窮状に陥った他者を思いやる行為は、世の中回り回って当の自分にその恩恵が降り注がれるんです。だからいつも、いろんな場面で思いやりを持った行いをすれば世の中すべてが優しい世界になる。

これを「その人を育てるには中途半端な情けをかけない方が良い」と誤解している人が多いのは「情け」を、間違った行為をしている人を「許す」ことだと勘違いしてるからだと思うんですね。そこで後半の「刃向かうヤイバなし」というドキリとする言葉も、前述の「情け=思いやり」が理解できると「思いやりをもって接する優しい人には切りかかって来るような敵はいないはず」という意味が分かります。

顔の見えないSNSの炎上や選挙報道でバッシングする人や文化の違いを目の当たりにした五輪のテレビ中継。情けが足りないな~、地球。では、また。