青森、アップル、ユニバース。

2024/08/24

青森は間違いなくリンゴとホタテの国でした。

こんにちは、お盆明けのパセオ通り「福仙通商本店」のオーサワMです。お盆期間に(墓参は済ませてから)往復1,000Kmの北日本遠征ドライブを敢行してきました。

青森名産のリンゴは寒さに強い果樹ですが、単に寒さに強いだけでなく果実を実らせるには「低温要求時間」といって7.2℃以下の累計時間が1400時間以上も必要。桜の開花は立春後の温かさの足し算ですが、リンゴには寒さの累積が必要。秋ぐちから冬ヘググッと寒さを幹に溜め込み、果皮を赤く赤く染めて甘みを重ねる。寒さこそがリンゴのアイデンティティー。

ところが、青森のお盆も暑かった。30℃をゆうに超える日の連続、なにやらこのままでは青森はリンゴの生育最適地ではなくなるやも知れん。そんな驚愕の予測まであるそうだ。ホタテの貝ヒモおつまみ「カリポリ」をかじりながら、はて?ホントに?と思った次第。ところで建築の鉄骨溶接の世界では小さな扇形の穴を開ける「スカラップ(ホタテ)溶接」という手法があります。高温で溶かして接合する溶接はホタテ形、低温の累積で赤さを増すのはリンゴ。そんなリンゴと冷たい海水好きなホタテは、温暖化する青森から北海道へ、いつの日か青函トンネルで渡ってしまうんでしょうか。

では、また。(追伸. ユニバースは八戸発祥の素敵なスーパーチェーンです)