言葉ってパレイドリア。
10月も中旬過ぎとなると福島も秋の気配。今朝のウォーキングで見上げた空の高いこと高いこと。その空にはウロコ雲が多かったのだけど、時々ヘンな動物みたいに見える雲が浮かんでいますよね。え?見たことない?
雲が何かのカタチに見えてしまうのはある種の才能みたいなものらしく、見える人にはゾクゾクと発見できてしまうけど見えない人には見えない。言われても「えー?どこどこ?」
このことを「パレイドリア現象」と呼ぶのだそう。バレイドリアとは「間違えて見ええるもの」という意味のギリシャ語。間違えてるんじゃなくて、それに寄せて見てるんですけどね。でもまー、何にでも名前がついてるもんだと感心。そこで思い出したのが極北の地グリーンランドなどの原住民・イヌイットの言葉、「イクトゥアルポク」—–待つ人がそろそろ来る頃だと期待して、何度も何度も外に出てみる時のそわそわする気持ち。分かる分かる。じんわりと少し哀しいような、歯がゆいけど楽しげな気持ち。あなたの知らない言葉の世界でした。
では、また。