そろそろ雪の季節、雪虫の季節

ヒトは見聞きしたエピソードを自分にとって都合のいい話にすり替える天才だそうです。

紅葉がピークを迎えて晩秋から冬へと季節がすすむ今頃。寒いなー、そう思った薄暮の空。「あっ、雪?」 雪虫です。フワフワ、飛んできます。紅く色づいたカエデの葉に白く重なってコントラスト良く、風にそよいでいます。雪と一緒に降ってくるのではなく、そろそろ初雪というタイミングでどこからか現れて、いつのまにか、冬本番には姿を見せなくなるらしい。詳しい友人が言ってました。「あれ、ぜんぶメスなんだって」

スノー・フェアリー。雪を知らせる妖精。しかも雪虫の飛ぶのは温かい冬の知らせ。厳しい冬につらい思いを背負わされる雪国にとって吉報をもたらす妖精の姿に、子どもたちは笑顔で手を広げる。

ホントはアブラムシの仲間だという話を聞こえていないふりをする。あー、大雪だとイヤだな。少ないといいな今年の雪。「あっ、雪虫?」

では、また。