新築大作戦!! 土地の軟弱問題を斬る!!!
こんにちは、福仙通商西店・新人スタッフのオーサワMです。 今日はいきなり本題です。家を建てる土地選びに一番大切にすべきポイント。それは土地の「地耐力」です。
木造住宅一棟の重さは平均70~80トン。それに耐えうる地盤かどうかを調べることを地耐力検査と呼んでいます。地耐力の弱い土地は、現況が田畑などでなくとも、周囲が住宅に囲まれた土地でもあるそうです。地耐力が足りないと地震の際に「不同沈下」を起こしかねませんよね。そこに家を建てて、はたして大丈夫?
結論から言うと、大丈夫なんです。その対策は工務店やハウスメーカーが着工前に行う「地盤改良工事」。土に固化材を混ぜて地下2メートル厚の盤状に固めたり、もっと深くまで柱状に固めたものの上に、改めて基礎コンクリートを施工する工法です(ビルなどの大型建造物の場合には鋼管杭を支持基盤に届くまで施工します)。費用はケースによって30万円程度から100万円前後。トータルの新築費用からすると地震に備える安心代と思えば高くはありませんね。それに1995年のPL法施行後、全国的に珍しくない工事になりました。
でも、ここでひとつ。地耐力検査や改良工事は土地の購入後、しかも住宅の設計後でないと対応が難しいのです。建物の総重量が不明だとどんな改良工事が必要になるか分からないからです。
では、また。